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防災グッズは最低限何をそろえる?7区分と買う順番

編集部
防災グッズは最低限何をそろえる?7区分と買う順番

防災グッズを調べ始めると、リストの長さに圧倒されて、そっとブラウザを閉じてしまうことがあります。何から買えばいいのか分からないまま、気づけば後回しになっている。そんな人は少なくありません。

この記事の内容

防災グッズは、最低限何をそろえればいい?

最低限は、次の7つの区分です。水と食料は少なくとも3日分そろえれば、停電や断水が起きても最初の数日をしのげます。

  1. 水(1人1日3ℓ)
  2. 食料(火や水を使わずに食べられるもの)
  3. 携帯トイレとトイレットペーパー
  4. 明かりと電源(懐中電灯やヘッドライト、乾電池、モバイルバッテリー)
  5. 情報(携帯ラジオ、ホイッスル)
  6. 衛生用品と救急セット(マスク、ウェットティッシュ、生理用品など)
  7. 常備薬と貴重品(お薬手帳、身分証、現金)

量の目安は、水と食料を少なくとも3日分です。できれば1週間分あると安心です。赤ちゃんや高齢者、ペットがいる家庭は、この下の「足すもの」の節で追加分が分かります。

床に並べた防災用品の一式(ペットボトルの水、缶詰とレトルトの非常食、携帯トイレとトイレットペーパー、懐中電灯とヘッドライトと乾電池、モバイルバッテリー、携帯ラジオ、ホイッスル、マスク、ウェットティッシュ、救急セット、常備薬)
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区分入れるもの持ち出し用自宅の備蓄
水飲料水1日分(3ℓ)を目安1人9ℓ以上
食料非常食、レトルト食品、缶詰1日分(3食)を目安3日分以上
トイレ携帯トイレ、トイレットペーパー1日分(5から6回)3日分以上
明かりと電源懐中電灯、ヘッドライト、乾電池、モバイルバッテリー入れる予備
情報携帯ラジオ、ホイッスル入れる予備
衛生と救急マスク、アルコール消毒液、ウェットティッシュ、救急セット、生理用品入れる予備
薬と貴重品常備薬、お薬手帳、身分証、通帳・印鑑・カード入れる手元に持つ

◎は中心に置く、○は少し持つ、という意味です。持ち出し用と自宅の使い分けは、この下の「持ち出し用と自宅の備蓄は、どう分ける?」で詳しく書いています。

手元にあるものを確かめるチェックリストとしても使えます。

  • 水(1人9ℓ)はある
  • 非常食は3日分ある
  • 携帯トイレは1人15から18回分ある
  • 懐中電灯かヘッドライトと、予備の乾電池がある
  • モバイルバッテリーがある
  • 携帯ラジオとホイッスルがある
  • マスク、ウェットティッシュ、救急セットがある
  • 常備薬、お薬手帳、身分証がある

身分証は常に携帯し、ふだんは非常持ち出し品と別に保管するよう、政府広報オンラインは案内しています。保管場所は家族で共有しておきましょう。

優先して先にそろえる順番は?

全部を一度に買わなくて大丈夫です。命に直結するものから、3段に分けて買い足すのがおすすめです。

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順番品目最初に買う目安
1段目水、携帯トイレ、懐中電灯(ヘッドライト)水は1人9ℓ。携帯トイレは1人15から18回分(1日5から6回×3日)。ライトは1人1つ
2段目食料、モバイルバッテリー、携帯ラジオ食料は1人9食ぶん
3段目衛生用品、救急セット、ホイッスル、軍手、毛布ふだん使う日用品の買い足しで足りるものから

この順番は、水や電気が止まったとき真っ先に困るものから並べた整理です。1段目だけでも、そろえるとかなり違います。

1段目の品目は、そのまま探せます。保存水・携帯トイレ・ヘッドライト・モバイルバッテリー・携帯ラジオ・非常食

防災セットでまとめて買うなら、水・食料・携帯トイレ・ライト・ラジオが入っているものを選び、人数に合うものにしてください。人数が多い家庭は、人数分の水と食料が入っているか、携帯トイレの回数が足りるかを、中身の一覧で確かめましょう。

持ち出し用と自宅の備蓄は、どう分ける?

玄関に置いた防災リュックと、奥の部屋の棚に置いた水・カセットコンロ・トイレットペーパー・非常食の備蓄

避難所へ持って逃げるものと、自宅で過ごすために置いておくものは、別に考えます。

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持ち出し用自宅の備蓄
使う場面避難するとき背負って出る自宅で、復旧するまでの数日間を過ごす
主な中身水、非常食、レインコート、下着、マスク、携帯トイレ、常備薬、救急セット、携帯ラジオ、懐中電灯、ホイッスル、バッテリー、通帳・印鑑水、非常食、カセットコンロとボンベ、トイレットペーパー、携帯トイレ、ラップ、紙皿、乾電池、タオル
置き場所玄関の近く、寝室、車など家の収納

避難所まで歩くことを考えると、ヘルメットまたは防災ずきん、歩きやすい運動靴、防寒用のアルミシートも持ち出し用に加えると安心です。これは最低限の7区分に足す「あると安心」のものです。現金は、停電でカードや電子マネーが使えない場合に備えて、小銭を中心に少し持っておきましょう。

持ち出し用のリュックには、水と食料を全部は入れません。重さの上限があるので、まず1日分(水3ℓ・3食)を入れ、残りは自宅の備蓄に回す考え方が現実的です。現金は、停電でカードが使えない場面を考えて、小銭を含めて入れておきましょう。リュックは玄関の近くや寝室のほか、車の中にも置けると、家にいないときに助かります。

持ち出し用は、持てる重さにも限りがあります。政府広報オンラインは、持ち出せる量の目安を成年男性で約15kg、成年女性で約10kg、こどもと高齢者で約6kgと案内しています。リュックの重さを、これに合わせて決めましょう。

防災リュック・防災用ヘルメット・アルミシートから探せます。

水と食料は、何日分・どれだけ必要?

水は1人1日3ℓ、3日分で1人9ℓが目安です。福島県の案内でも、備蓄は少なくとも3日分、できれば1週間分とされています。政府広報オンラインは「3日から1週間分」を目処にするよう案内しています。

家族の人数にそろえると、次のとおりです。水は1人9ℓに人数を掛けました。食事は、1日3食の目安を家庭に当てはめ、1人9食(3食×3日)として人数を掛けた計算です。

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人数水(3日分)食事(3日分)
1人9ℓ9食
2人18ℓ18食
3人27ℓ27食
4人36ℓ36食
5人45ℓ45食

トイレや洗い物に使う生活用水は、飲む水とは別に要ります。お風呂の水を抜かずに残す、水道水をポリタンクに汲み置く、といった方法で確保しましょう。水が止まるとトイレは流せなくなるので、まず携帯トイレで代え、洗い物はラップや紙皿で水を減らしましょう。携帯トイレは、政府広報オンラインの目安では1人1日5から6回、つまり3日分で15から18回、1週間分なら35から42回です。

温かい食事をとるためのカセットボンベは、農林水産省が1人・1週間あたり約6本を目安としています。日数に応じて、この1週間分の約6本から減らして考えてください。使用期限はボンベが約7年、コンロが約10年です。

1日3食の目安は、政府広報オンラインが職場や学校に泊まる備えとして示している値です。1週間分にしたいときは、3日分の表を伸ばして考えてください。

赤ちゃん・女性・高齢者・ペットがいる家庭は、何を足す?

家族に合わせて足すもの(紙おむつ、哺乳瓶、粉ミルク、生理用品、鏡とブラシ、入れ歯のケース、老眼鏡、補聴器、ペットフード、ペットの水の器、キャリーバッグ)

最低限の7区分に、家族に合わせて足します。以下は、ふくしまマイ避難シートと政府広報オンラインが挙げているものです。

赤ちゃん・妊娠中の人

  • おむつ、おしり拭き
  • 粉ミルクまたは液体ミルク、哺乳瓶
  • 抱っこひも(歩けるこどもにも、両手が使えて便利)
  • 母子健康手帳
  • 離乳食やおやつ、水筒

女性

  • 生理用品
  • 携帯トイレ、携帯用ビデ
  • 鏡・ブラシ、清浄綿
  • 着替えの目隠しになる自転車用ポンチョ

高齢者・介護が必要な人

  • 常用薬とお薬手帳
  • 入れ歯と洗浄剤
  • 補聴器、老眼鏡
  • 大人用紙おむつ
  • おかゆなどの噛みやすい非常食

ペット

  • 食料と水は、政府広報オンラインでは最低5日分、福島県の案内ではペットフード7日分以上
  • ペットシーツ、排泄物の処理用具
  • キャリーバッグやケージ、予備の首輪・リード
  • 療法食、薬

赤ちゃん用品・女性用品・高齢者向けの非常食・ペット用品から、足りないものを探せます。赤ちゃんのミルクと水は、大人と同じく少なくとも3日分を目安にそろえましょう。

避難所には、ペットを連れて入れない場合もあります。お住まいの市町村に、近くの避難所のルールを事前に確認しておきましょう。

一人暮らしの最低限は?

一人暮らしでも、7区分は同じです。量が少ない分、買い物は小さく済みます。

  • 水は9ℓ。重いので、一度に買わず、買い物のたびに足していく
  • 食事は9食ぶん。ふだん食べるレトルトや缶詰を多めに買う
  • 携帯トイレ、モバイルバッテリー、ヘッドライトは1人1セット

収納が小さい部屋なら、ベッドの下やクローゼットの下段に、箱ひとつにまとめて置くと場所を取りません。

通勤・外出中に備える最小の防災ポーチは?

通勤カバンの横に置いた透明なポーチ。中にLEDライト、モバイルバッテリー、メモ、マスク、ティッシュ、ハンカチ、ペン。そばにスマートフォン

家にいるときに被災するとは限りません。政府広報オンラインは、外出中の災害に備えて、必要最小限の防災グッズをバッグに入れておくよう案内しています。

  • 携帯電話
  • 予備バッテリー
  • LEDライト
  • 非常時の連絡先(紙に書いたもの)
  • マイナンバーカード等の身分証明書

防災ポーチ・小型のヘッドライト・軽いモバイルバッテリー・携帯トイレ(個包装)などで、カバンに入る大きさのものを探せます。

ふだん使いのマスク、ティッシュ、ハンカチ、筆記用具も役立ちます。女性は生理用品も入れておきましょう。ポーチは、中身が見える透明なものだと、慌てても探しやすくなります。

100均で済むもの・要らなかったものは?

特別な防災用品でなくても、ふだんの日用品で代わるものがあります。政府広報オンラインが挙げるポリ袋やラップ、ウェットティッシュ、軍手のようなものは、100均や日用品売り場で買い足せます。

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日用品で足りやすい防災用を選びたい
ポリ袋、ラップ、紙皿、ウェットティッシュ、タオル携帯トイレ、ヘッドライト、携帯ラジオ、モバイルバッテリー

反対に、1日だけ使う趣味の道具のように、使い道が決まっていないものまで一度に買う必要はありません。最低限が終わってから、足りなかった場面を思い浮かべて足していけば十分です。

備えたあと、どう見直す?

買いそろえたあとは、使いながら入れ替えていくのが続けやすい方法です。政府広報オンラインは、日頃利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておく「日常備蓄(ローリングストック)」を案内しています。賞味期限の確認も忘れずに。

  1. ふだん食べるレトルトや缶詰を、少し多めに買う
  2. 古いものから食べて、食べた分を買い足す
  3. 懐中電灯とモバイルバッテリーが動くか、年に一度は試す
  4. 非常持ち出し品の置き場所を、家族で決めておく

よくある質問

防災グッズは、最低何日分そろえればいいですか?

水と食料は、少なくとも3日分が目安です。できれば1週間分を目指しましょう。

防災グッズで、本当に要らないものはありますか?

家庭によって違います。まず7区分をそろえ、使い道の決まっていないものは、あとから足りないと感じたときに足せば十分です。

災害時にあって助かる食べ物は何ですか?

火や水を使わずに食べられるもの、カセットコンロで温めて食べられるものです。常温で保存できる野菜や乾燥野菜も役立つと、政府広報オンラインは案内しています。

災害時に、持っておけばよかったと言われるものは何ですか?

手に入りにくくなる常備薬や、停電で切れるモバイルバッテリーなど、代わりが利かないものです。

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防災グッズや備蓄品を、家族の人数と住まいに合わせて選べるように、必要な量と選ぶ基準から整理します。買う前に、これだけは押さえたい点をまとめています。

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